アルバイト採用基準を解説。後悔する前に確認しておく3つのリスク

アルバイトやパート募集する際には求人広告や面接準備などで、それなりのコストも掛かってしまうので採用を見送るレベルの人材にも、採用基準を下げてでも採用してしまう場合がありますよね。

ただでさえ人を採用すること自体が難しい昨今においては「今後応募がなかったらどうしよう」「再度コストが生じるのは困る」など心配要素が発生してしまいがちになります。

しかし、アルバイト採用基準を下げると店の運営に支障が起きます。

アルバイト、パートといえども組織の一員になるということ、その人の人生の一部を預かることを考慮すると両者にとって不幸を招くこともあります。

つまりミスマッチです。

ミスマッチが発生すると、すぐ辞めるてしまう、店の運営に足かせになってしまったり、派閥をつくったり、クレーム多発を起こす要因にもなります。

アルバイト、パートだからといっても採用した限り解雇することは簡単ではありませんので後々後悔しないためには採用基準を緩めないことです。

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アルバイト採用のミスマッチから発生するリスク

人材の質を妥協してしまうと、採用後思わぬ事態にさらされることもあります。

それは店全体に影響を及ぼす組織にとってのダメージに繋がります。

仕事の覚えが悪い、稼働が少ないなどは大した問題ではありません。

具体的に潜むリスクは店の売上を減少させてしまう行動を取られてしまうことです。

すぐ退職してしまう

ミスマッチで一番起きやすいのが短期間での退職です。

例えばやっとオペレーションでも仕事を一通り覚えて、これから1本と数えれるとなった時に辞めるとなるのが運営者側からするとツライところです。

採用してから2~3か月くらいというところでしょうか。

この原因は様々です。本当に事情がある場合もありますが、大半はだから辞めます

組織の仲間に馴染まない

仲良しこよしをする必要はありませんが、信頼関係って仕事でしか生まれないんですよね。

職場のプライベートで仲良くなる前に仕事で仲良くなりますからね、大半は。

相手の仕事内容を評価しているからこそ発展します。

価値観は様々あっていいと思うのですがお店を運営する、マネジメントされる立場はある程度仕事に対しての価値観が同じでないとチームプレイが崩れてしまいます。

そして組織内で排除が始まったり、派閥ができるのも人間的な価値観からの違いからが多いです。

決して仕事内容だけではないのです。

「自分は自分」という考えを持っているような人材は敬遠するのが無難です。

「結構、影響受けやすいんですよ」という言葉が面接で聞くことができれば、馴染むこともできる人材です。

クレームを発生の原因をつくる

自己評価が高い人は慣れてくると自分なりのこだわりをつくりはじめます。

これが一番厄介な人材です。

お客様さまのためになる行為、つまり利益に直結する行為以外の仕事は本来必要ないはずです。

しかし、例え誰が見ても優先順位が低い仕事でもこだわりと自分が正しいと思い込みからお客様より自分になってしまうのです。

こういうタイプは「お客様のために〜」など口では立派なことを言いますが、内容が全く追いついてないことが多いです。

これは自己保身の為に理由付けをしてます。

またマニュアルを自分オリジナルに勝手に変更するのも、このタイプです。

商品や接客に対してお客様が期待しているものと提供するものが違えば当然クレームや売上減に繋がります。

面接でしっかり見極めること必須です。

採用基準にすべきこと


ここでは定量的な基準(年齢、職業、通勤方法など)は省きます。

性格や価値観をどう判断してアルバイトの採用をするかを記しておきます。

感じがいいかどうか

まずこれは直感というか、感覚で自分が一緒に働きたいと思うかどうかです。

もちろん面接者も緊張していますので、なかなか笑顔で話すのは難しいです。

緊張を解いてあげて話しやすくしてあげましょう。無理にでも明るく根気強く話を聞くのと、相手のプライベートなどもしっかり聞いてあげることで安心感が生まれます。

決して志望動機や出勤日数、時間などばかりに終始していると、採用したい良い人材でも好感を持てずに他社に逃げられてしまいます。

つまり気軽に話せるようになるとお店の評価もあがり、例えば、他のアルバイト面接を受けて採用されても、こちらを選んで働いてもらえます。

好印象を持ってもらえれば、時給や勤務地が不利でも選んでもらえます。

まずこちらが感じよくないといけないということですね。

ただアルバイトの面接で、笑顔すぎる人材も僕自身の経験から言うと胡散臭いです。

表裏がある人が多い気がしますから見極めが大切です。これは何人も面接していけば、わかるようになります。

これまでの経験を過度に強調しない人物

飲食店経験があれば、仕事の覚えは初心者よりも理解が早いので魅力的です。

しかし過度に前の職場で仕事をしてきたというアピールしてくる人は、過去の栄光にすがってることが多いです。

「前の職場では〜」など、あーだこーだ言い出す可能性大です。

人間慣れない環境に置かれると、前の職場が良く感じるという錯覚に陥いって無駄な不満を持ちます。

人間、前の良いところだけを覚えたりしますしね。

新しい職場に入ってもらうのですから、やはり謙虚さと新人として教えてもらう、育ててもらうという意識がないと辞めてしまうか危険因子になりかねません。

新人として年下の人でもきちんと対応してもらうことを確認しておきましょう。

ホントかどうかを見極めるのは過度なアピールをしない人ということです。

一般常識があるかないか

一般常識といっても難しいことを要求してはいけません。

敬語が多少おかしくても、それは入社してから教えてあげればいいことですから、気にしなくて大丈夫です。

ここでいう一般常識とは、面接始まるまでに待っている間スマホを触りはじめるとか、帰り際には面接のお礼も言わず去るとか中学生でも出来るようなことが出来ない人も居ます。

これは大人でもできない人、実はたくさんいます。

僕の場合は5分〜10分待ってもらってその様子を仕事しながら観察してました。

スマホ見る人も居たり、寝そうになってる人も居たりでしたが、やはり話してみるとどうもしっくり来ない人が多かったですね。

いい人も勿論いるのですが、一般常識から教えるのは手間がかかるし、お客様の前に立たせるのは怖かったのでお断りしました。

さいごに

たかがアルバイトの採用といってもそれが組織にとっては命どりになることもあります。

むしろ責任がアルバイトにはないからこそ丁寧に選ぶ必要があり、妥協してしまうと内部不満の高まりや自分の仕事のしにくさに繋がることを是非覚えておいて欲しいです。

もちろん教育していけば誰でも何とかなるという熱い気持ちの持ち主の方もいるでしょう。

それはそれで素晴らしいことです。

しかし、その教育時間が長くなれば長くなるほど本来すべき売上、利益の創出する時間を失ってしまうリスクがあることは認識しておきましょう。

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