毎回、いや数年前から思ってたことなんですけど、美容院に行くのって疲れません?
「いや、髪を切るだけだから」とか「座ってるだけだから」とか周りの方に聞くとそうでもないのでしょうか。
僕の場合、それこそ「髪切りにいくぞ!」と意気込まないといけないんですが、
なんせ結構疲れてしまうんです。
なぜ美容院に行くと疲れるかを考えてみました。みなさんどうですか?
目次
美容院で疲れる理由
体は美容院に行くだけの体力しか使わないのに、終わったころには疲れと大きい解放感を感じるんです。
そういうものといえばおしまいですが、少数派でも賛同してくれそうな方に、疲れる理由を考えてみます。
予約システム
予約するにも、電話なのかサイトなのか、どちらがいいの?
サイトの方が即反映されると思いきや、電話で受け付けて、美容院がすぐに入力しなかったら時間が被るから待ったり、予約取れなかったりするんじゃないの。
とか考えてそこで疲労感の第一波。
無駄な心配なのかもしれませんが、予約したつもりで美容院へ行ったら
店員「予約いただいていません」
僕「マジか…」
(結局、長時間待たされるか日を改める)
と、なったこともあるので、怖いんですよね。特にサイトとかアプリだと。(便利さは圧倒的にあるんだけども)
電話でも受け付けている美容院がほとんどだと思うので、正直せめて10分以内には予約サイトには反映させて欲しいです。お願いします。
髪型を決める
毎回同じ髪型の方は問題ないでしょうけども、大半の人はどのような髪型にするかを考えると思います。
これがまた迷いはじめるとなかなか決めることができない。そりゃ、少しだけ切る、短くするなど大枠はすぐ決まりますよ。
でも、それだけを美容師さんに伝えたところで
「どれくらい?」
「どんな感じで?」
(ヘアカタログ持ってきて)「こんな感じ?(もちろん全く見当してない髪型を指差されて)」
とこれでもかという位優柔不断な僕にツッコミの嵐です。
もちろん小売店で例えれば、どんな商品が欲しいか伝えないといけないので、そうなるのはわかります。
(「甘いものください。」だけではそりゃ困りますもん。ケーキ?饅頭?とか)
なので、当日までに街中で参考になるような人を注目してみたり、サイトを見て決めたりする行動が発生します。
サイトならその画像を見てもらうために、保存したり、色々下準備が必要です。
一番、困るのがヘアカタログなり、サイトなり見せてこういう風にしてくださいと数日考えた貴重な案を
「その髪型は、やめておいた方がいいよ」
(毛質とか、顔の型とかの理由でしょうが)
数日考えたものは、このわずか3秒もかからない一言でリセットします…。
初来店だと嫌でもしなくてはいけない、自己紹介。
新店の美容院や違う美容院に変えると、確実にしなくてはいけないことがあります。
それは「自己紹介」です。
「お仕事は?」
「どこに住んでいるの?」
「休みは何して過ごすんですか?」
これ定番なんでしょうか。はっきり言って嫌です。
もちろん、美容師さん側からすれば初めてのお客さんなので、情報も全くありませんし、会話の取っ掛かりとしては最適なのも分かります。
でも、こちらとしては美容室を変える度に、毎回同じ自己紹介を1~2か月に1回しか行かない美容院に詳細なプロフィールを話すのは正直めんどくさいなと思ってしまいます。
マーケティング用語で言えば「継続のコスト」です。常連化すれば自己紹介は必要ありませんし。
むしろ「逆・継続のコスト」と言ってもいいかもしれません。
ライバル店側からすればお客さんを呼びたいでしょうけど、それが心理障壁になってしまってます。(僕みたいな人種の場合)
だからといって、自己紹介などはお伺いしませんとPRするわけにもいかないでしょうし。(僕は優先的に検討しますけど)
異性(男女)と同じ空間
男性側からすると周りのお客さんが女性ばかりだと居心地の悪さ200%なんですよね。
女性専用車両に間違って乗ってしまった時くらいの気まずさがあります。
イケメンでもないのに(いやイケメンでないからこそなんですが)いちいち、わずかな髪型の微調整注文したり、愚痴を聞いてもらうとか、面白くもない話を一方的にしているみたいなこと思われたくないという、男側の勝手な思い込みがあったりします。
間違えたことをしているわけではないんです。でも、やはり美容院は女性が行く場所というイメージ(伝統文化?)があるんですよね。
女性から見たらどうなんでしょう。特に気にしては居ないんでしょうけども。
今でこそ、男性専用美容院が増えてきていますけれども、まだまだ普及率が低い!と感じるのは僕だけでしょうか。
もちろん、男性のみに絞るわけですから、商圏の顧客ターゲットを半分捨てることになりますから、なかなか男性専用に踏み切るのは難しいと思いますが。
いや、じゃあ床屋行けよってツッコミもあるでしょうけど、それはまた違うんです。
全ての床屋がではありませんが、「こんな髪型にして」とお願いしても基本的に短い場合は角刈りに、長めだと坊ちゃん刈りになるような。
身体の拘束
髪を切るなら、衣服に髪の毛が付かないようにするのは分かります。
首に巻く(名前がわかりません)のも、当たり前です。
何も否定するつもりもありません。
苦手なのは、切った紙が顔に付いてかゆくなってもガマンしなくちゃいけないところなんです。気になり始めたら、全神経がそこに集中して余計にかゆくなってしまうという悪循環。
わずかなストレスなんですが、美容室のイスに座って身動きがとれない状態が続くってが疲れてしまう。人間ずっと同じ姿勢でいると疲れてしまうという医学的な話です。
身体の自由がない状態で、姿勢を維持すると単純に体の力が入る部分が限定、集中されているので肩が凝ります。首も凝ります。
会話内容に四苦八苦
会話するのは、接客ですから必要なんでしょうけども、どうも内容が難しいです。
主に休みの過ごし方とか仕事とか、趣味とかなんでしょうが、(もちろん髪の毛の相談はありますけどそればかりではないです)会話のはじまりは、簡単な話なんですけど、少し深掘りすると美容師さんは「?」になるのでわざわざ説明しなくてはいけなくなる内容ってないですか。
例えば、休みの話で「〇〇って店によく行く」とかの話になると、「それってどんな店で、どんなものがある」のかなど説明していく過程が、正直めんどうなんですよね。
上っ面な会話なだけに、いちから説明をしていく必要があります。
仕事の話なんかしようものならこれまた大変です。世間一般に知られている仕事ならいいと思いますよ。わかりやすいし。
でも世間に認知されていない仕事や趣味などになると、結構な前置き説明だけでも説明量が多くなります。
できれば話題はこちらからコントロールしないと会話内容によっては話の途中で、髪切るのが終わってしまったりします。それって結局、こちら側の消化不足でしかないんでしょうけども若干もやもやしてしまいます。
会話内容も行くまでの準備にいれた方がいいんでしょうか。
他人に素手で頭触られまくる
普通に考えたら自分以外で頭に触れられる機会は、普段の生活ではなかなかないことです。家族でもなかなかないのに、他人に触られるんですよね。
これが緊張するとまでは言いませんが、そんなに好きじゃないです。個人的に。
もちろん、それこそ小さなことから美容院なり床屋なりに行って慣れていますから、そういうものだと頭では理解してます。嫌悪感を感じるわけでもありません。
それでも、やはり髪の毛を触られまくるのは得意にはなれません。先の方ならばまだしも、やはり根元も触るし。
そうなると頭も触られてその度に、頭の位置をズラしては申し訳ないと思い肩や首に力が入ってしまい、凝る原因をさらに作ってしまいます。
あと加えると、異常に顔が近づく場面があるじゃないですか、髪の毛を触りながら。
頭や顔に。
あれがどうも苦手です。
支払から退店まで
セットまで終了すれば、あとは支払をするだけです。
ここでやっと解放感です。
まるで一日仕事が終わったくらいに感じてしまいます。たかだか1~2時間(場合によっては3時間)程度の拘束時間なんですけども、なぜか疲れてしまってます。
身体が解放されて、肩凝り解消のために腕も回せます。
美容院によっては深々とお礼をしてお見送りしてくれる所もあるのですが、あれも気を遣ってしまいます。
まあまあ、楽しく話していたのに急にそこまでされてもなんて思うこともありますが、そこは仕事なので仕方ないことですね。一応こちらもお客だし。
まとめ
女性に限れば、美容院に行く頻度が高いので、慣れている方も多いかもしれませんが、男性側からすると賛否はあれど緊張感を持たざるを得ないことが多いです。
行くまでの準備や当日の会話や身体の拘束まで含めて疲れる美容院に行くと疲れる理由を分解して考えてみました。
たかだか髪を切りに行くだけで疲れるわけないと思いがちですが、少しずつの積み重ねが実は疲労感を感じてしまうような行為なんですよね。
何か美容院側も技術や接客を追求するだけでなく、何か提案してくれると少しは楽になります。少数派の僕たちにとっては。〇時~〇時は男性のみ予約できるとか。
少数派のあなたであれば少しは共感してもらえたでしょうし、なぜ苦手なのか分かって頂ければ幸いです。