先日、知人に誘われてフリーマーケットに行ってきました。
今回は出店側に回る(といっても付き添いですが)という貴重な体験です。
今回、我々が売る物は、元々子供服販売店を営んでいた知人の子供服、雑貨とその店で使用していたディスプレイ用の雑貨です。
いわゆる家庭の不要品を並べるということではなく、商品として市場で成立していたというモノ。
僕自身はフリーマーケットではなくいわゆる手作り市、クラフトマーケットの主催者側を
手伝うことがあったりして、その趣旨や内容は分かっているつもりです。
参加して感じたことは
- 同業密集地帯で価格勝負になりやすい
- 商品の展示方法で雰囲気が変わる
- 商品ごとに値段を決定することは大切
- ターゲットを決めることはフリマでも大切
- 声を出す、声かけする。
以上が大切だなと気づいた次第です。
反省も含みながらそこで気づいたことをいくつかまとめてみることにしました。
目次
フリーマーケットは既製品を売る場所
ハンドメイドや手作り市では単価も通常の店舗と同じことが多いです。決して安売りするものではありません。
極端に言えば疑似複合商業施設と言えばいいでしょうか。
一方、フリーマーケットは主に既製品のリサイクルというものです。
出店者も来場者もいわゆるご近所の方というイベントです。
一見すると同じようなイベントに見えますが、手作り市とフリーマーケットでは全く違うものなので初めて参加するという方は、自身が出すモノが何かを考えて募集形態をしっかり判断して申し込みしないと売れないのは確実です。
安易に出店料金が安いから~、近所だから~
というのは危険です。(全く売れない可能性もあります)
さて前置きが長なりましたが、店の在庫というカテゴリーが家庭不用品でもなく
手作り関係でもない中途半端な立ち位置でフリーマーケットに参加しました。
結果から言えばまずまず売れたというところです。
特に稼ぐという意識ではなかったのですが
やはり売れると嬉しものの、初めてというだけにまだまだ改善すべき点はあります。
同業密集地帯と考えること
まず売っているモノが同ジャンルになりがちです。
考えてみれば当然のことで、多くの人が家庭で使用するものを持参して来るので全く同じものを売るということもあります。
衣食住に使用するものがほとんど。目新しいモノを数点展示することで店頭で目を引くことができます。
そして新品は意外に売れやすいです。単純に新品が店では定価ですがお得に買えるので当然ですが単価は上がります。
(例)我々は流木が注目されてました。もちろん拾ってきたものです。
こういうものでも売れるんですね。
展示方法によって単価を変える
ブルーシートの上に商品並べるだけの状態は、1つ100円でも高く感じることもあります。
こちらから低価格が当然というようなものです。はい、注意です。
多少、手間が掛かっても店やテーブルの什器を持参して陳列することで不用品感から商品ぽくなります。
テーブルの上に100均のクロスを掛けるだけでも全然見栄えが変わるのでオススメです!
商品一つ一つに説明と値札をつける
一つ一つに説明と値札をつけるのは手が掛かる作業です。
正直、「この棚どれでも100円均一」と書いてしまえば楽です。
ただ買うものを決めてきているお客さんは、ともかく、基本的に掘り出し物探しか衝動買いというのがほとんどです。
それだけに簡単な説明でも付けてあげれば、より購入する機会を増やせると思います。
数名のお客さんが見ている時に口頭のみで説明するのはなかなか出来ませんもんね。
上記にも書きましたが同業密集地帯ですから、値下げ合戦に参加しないようにするには一工夫いるということですね。
ちなみにこれは途中で気付いて、慌てて修正しました。
全てに説明と値札を付けるというのがさすがに大変という方は、何点か選らびこれだけは
「ある程度の値段で売りたい!」
というモノにだけは付けましょう。
売れるより、とにかく処理したいという方は
「無料でもらってください」と箱を隅に入れて置いておきましょう。
余談になりますが、新品には「新品」、使用回数2~3回には「使用回数2~3回」と書くと中古というイメージを拭えます。
フリーマーケットでもターゲットをきちんと定めること
これは当然と思いながらも、ついつい「アレもコレも」と売りたくなります。
結果煩雑になりすぎて、手荷物も多く運搬や陳列にも多くの時間が割かれます。
売れ残りを持って帰るのもまた一苦労という経験をされた方もいるのではないでしょう。
「ターゲットなんか分からない!」
という場合は何歳くらいの人が使うのかを想像するだけでも十分です。
今回は「孫とおばあちゃん」とテーマにして、子供服と園芸で使えるような雑貨のみに絞りました。
それくらい極端に振る方が商品数が少なくても売れやすいと思います。
あとフリーマーケットに限らず買物は女性を狙うことが定石です。
とにかく声を出すこと
フリーマーケットの開催時間は5~8時間くらいになることが多いです。
ずっと立ち続けることは大変ですが、最低でも午前中は、立って声掛けをした方がいいです。
声を掛けることで素通りでも、目で確認してくれることもありますし、活気がある売り主の方が感じがいいと思ってもらえます。
そこからコミュニケーションが生まれたりもしますし。
長時間の販売になるので、座ってしまうのは仕方がないことですが、
お客さんが来ても声掛けせずスマホ触っていたり同伴者と会話し続けるのは御法度です。
たまにいるんですよね。
朝から商品だけ広げて
「さあ、買う時になったら言ってね。それまではスマホ触ってるから」
といわんばかりの人。これ最悪です。
どうしてもお客さんの足が途絶える時間が来るとそれをきっかけにダレてしまってズルズルなんてことがないようにしたいところです。
これは自戒を含めてですが、プライベートの時間であれ、お金をもらう限り仕事の一つとして取り組みましょう。
まとめ
ここに書いたのは、売れる方法というよりもフリーマーケットデビューする方に少しでも参考にして頂ければと思います。
せっかくなら売りやすい、買いやすいといった雰囲気を作ることが双方にとっていい結果を生むと思います。
売上に関しては開催規模や来場者数に影響される部分はありますが、大きくは期待せずに出店料と昼食、交通費で赤字が出ない程度で最初はいいと思います。
もちろんバリバリ稼ぐ人も居ますが最初は慣れることから始めてみてはいかがでしょうか。