小規模店舗のマネジメント【初級編/2つの分野】

小規模店舗を運営する上に限らず、組織自体にはマネジメントは必ず付いて回る問題です。

でも結構マネジメントと叫ぶ割に雑多な感じで扱われて、右から左までマネジメントという括りで片付けてしまいがちです。

「マネジメントとは何なのか?」

などと壮大な事は偉人の方々でも、色々な見解があるので、ここでマネジメントを総括する恐れ多いことはここでは言いません。

僕自身が飲食店を手掛けてきた経験も含めて分類してみたいと思います。最低限でも以下のことを意識していくことが大切です。

何から何まで手を出してしまって店舗を混乱させることがないようにまず大枠を分解していきましょう。

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管理をソフト面ハード面の2面性で捉える

まず管理というのは現状の事実を把握することが前提です。

簡単に言えば、売上や経費の確認や従業員の名前や特性など店に関わるもの全てと考えてください。

全てといっても難しく考えることはなく、最初は「だいたいこれくらいだよね」とか「○○さんは人当たりが話かけやすいんだよね」でいいのです。

ハード面とされる分野

まず、簡単に客観的に評価できるものです。

端的に言えば、売上、家賃、原価、人件費など数字で表せるものだと考えてください。

ここを把握して現時点の基準化して、今後の行動指針の一つの目安としていくことにします。

言葉にすれば難しいですが、前月比110%の売上を目指すなら何をすれば10%のお客さんが多く来るのか、もしくは客単価を10%上げるには何をするべきかを具体的に考えていく要素になります。

売上であれば、チラシやフライヤーをまく、イベントを開催するなど。客単価であれば、オススメの商品を選別する、プラスアルファでお得なモノを提供する企画などがアクションに繋がります。

ソフト面とされる分野

これは人材、店内ディスプレイやオペレーションの改善などが挙げられます。簡単に数値化できないものですね。

これを全て把握するというのは困難ですが、人材で言えば正社員なのかアルバイトなのか、また就業して何年位で、仕事内容がどこまで把握できている人なのかなどです。

また性格などもコミュニケーションを取りながら把握していきましょう。

その人の属性や考え方などがわかります。

ディスプレイに関しては、センスではなく(センスはマネジメントではなくマーケティングなので違う機会にします)お客さまが通る導線がどうなっているのか、メニューや商品は見やすい位置にあるのかなど。

また清掃は行き届いているか。

行き届いてないならシステムの問題なのか従業員の意識が低いからなのかなどの仮設も立てながら確認すると尚良いです。

ここで注意しなければいけないのは、自分自身で事実を確認することです。

人から聞いたなどではなく自身で動くことが大切です。

ディスプレイに関しても個人の好みが色濃く反映された意見だったり、人材も噂や相性から他人のフィルターを通して人物像を形成してしまうことになるので、あくまで自分で動いてみるというのが重要です。

参考意見というのは構いませんがそれを基準化してしまわないように注意しましょう。

まとめ

まずは簡単な所から把握すればいいと思います。

ただし、ごちゃ混ぜにしてると来月売上を上げる為に人材の質を上げるなど、長期で考えていかなければならないことを短期でやろうとして笑えない仕事をしてしまうこともあるので自分なりに分類してきましょう。

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